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女性リポーターが中継中にお尻を触ってきた男にブチギレ! 動画が拡散され、女性は「自分がやったことは後悔していない」と宣言 → 称賛が寄せられる

time 2018/05/08

朝の満員電車で痴漢にあった、あるいは痴漢を目撃したら、あなたならどうするだろうか? きっと「電車を遅らせるのは気が引ける」「よくあることだし」と黙ってやりすごしてしまう人もいるかもしれない……が、痴漢は犯罪。

そんな考えはぶっ飛ばして、堂々と「痴漢です!」と言えばいいのだ。これからご紹介するメキシコの女性リポーターもスゴかった。生中継のテレビカメラの前で、痴漢に対してブチギレ!! マイク片手に殴りかかった。今、その動画が称賛とともに世界中で話題になっている。

・メキシコのサッカーファンが……

2018年4月26日、北中米カリブ海サッカー連盟が主催するCONCACAFチャンピオンズリーグ決勝で、メキシコのチーバス・グアダラハラがカナダのトロントFCをくだし、FIFAクラブワールドカップ2018への出場を決めた。

これにはメキシコのサッカーファンも大喜び。試合会場ではお祭り騒ぎが起こっていた。そんな現場にいたのがFOXスポーツ・メキシコのリポーターであるマリア・フェルナンダ・モーラさん。彼女はテレビカメラに向かって、2人のファンにインタビューを行っていた。

すると興奮気味のファン数名がインタビューに乱入。マリアさんを取り囲んでは、大声で歌ったり叫んだりしだしたのだ。そんな男性に囲まれながら中継を続けようとしていたマリアさんだったが、徐々に表情を硬くしていく。そして突然、背後の男性をマイクで思いっきり引っ叩いたのである。

思わぬ展開に、マリアさんの回りにいた男性たちは驚き、彼女の迫力に気圧されるように退散。一方のマリアさんは傷ついた表情を浮かべてその場に立ち尽くす。この模様を収めた動画はネット上で拡散された。

・マリアさん「自分がやったことは後悔していない」

動画だけでは、なぜマリアさんが突然怒ったのかイマイチ分からないが、どうやら背後の男性に体を触られたようだ。彼女はことの経緯をTwitterで説明しながら「世界中の女性が苦しんでいる」と訴えた。

「私が受けた被害は、毎日世界中の多くの女性が公の場で受けていることでもあります。私の場合は、生中継のテレビカメラの前でした。私は自分の身を守ることを決意しました」

最初は、彼女も「手が当たっただけ」だと思い、そのままカメラに向かって話し続けたそうだ。しかし……

「私がなんのリアクションも取らずに仕事に集中していたので、あの男は付け上がりました。それから2回、私のお尻に手を挟んできたんです。私は反撃することにしました」

これまでにも同じようなハラスメントに何度も悩まされてきたというマリアさんは、「私は自分がやったことを全く後悔していません」「私たちは黙らない」と続け、「問題なのは攻撃を仕掛けてきた者であって、私たちではない」と宣言するのだった。

・中南米で問題となる女性リポーターへの性暴力

中南米では、こういった女性リポーターへの暴力・痴漢・セクハラや、SNS上での脅迫が深刻な問題になっていると『ジャーナリスト保護委員会(Committee to Protect Journalists)』は伝えている。サッカーファンだけでなく、仕事仲間やサッカークラブの関係者が加害者のケースも多いという。

2018年3月にも、ブラジルで2名の女性リポーターが、ファンから暴力を振るわれかけたり、キスされそうになった。これがキッカケとなり、50名以上の女性リポーターらが団結し、「私たちは女性で、プロだ」「ただ平和に働きたいだけ。スポーツは私たちの場所でもある。敬意を持つべきだ」と訴えて話題を呼んだ。

今回のマリアさんの行動に対しても、ネット上では応援の声が多く聞かれ、同時に「ブラボー!」「勇敢な行為を取ってくれてありがとう」といった称賛のコメントも集まっている。

被害者となったとき、とっさに声を上げるのは難しい。私も痴漢被害に遭った経験があるが、その瞬間は得体の知れぬ恐怖心にかられ、告発する勇気なんてこれっぽちも出なかった。だからこそ今回のマリアさんの行動はとてもまぶしく、勇気づけられる。彼女みたいに、怒りを爆発させていいのだと教えられるのだった。

参照元:indy100NEWS.com.auInsiderCommittee to Protect Journalists(英語)、YouTube、Twitter @marifermora90
執筆:小千谷サチ

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